周辺機器
エアドライヤー >
コンプレッサーでつくられた圧縮空気の中に含まれる水分(ドレン)を取り除き、乾燥した空気を作る。フィルター >
コンプレッサーでつくられた圧縮空気の中に含まれる水分(ドレン)や固形物、油分などの除去に。また、食品、医薬品業界には無菌化フィルターも。
空気タンク >
安定したエアー圧力の供給の維持。インチングを防止=コンプレッサーの保護空気消費が多量になったときのバッファー(緩衝)となり、使用空気の圧力低下を最小限に抑える。
トランスフォーマー >
空気清浄機と減圧弁をコンパクトに一体化。コンプレッサー取付型と壁掛け型・別置き型があり、2個の空気取出口(コック)が付いているのが特徴で、圧力の用途が違う時に使うと便利。
減圧弁 >
必要圧力をキープするために、安定した圧力調整を行う。NAR形・AR形はセルフリリーフ式ですので、設定圧力の5%を超えると自動的に大気へ放出し2次側圧力を調整。
パタガン >
エアーを強力に噴射、省エネと作業時間の短縮に。狭い範囲~広範囲の処理によってノズルの使い分けができる。
製菓用スプレーガン >
フードカラー(食紅)や色素入りカカオバター(色粉)の吹き付けに。カカオ入りチョコレートの吹付などもできるスプレーガンも。
ブースターコンプレッサー >
部分的増圧に。増圧弁よりも高効率で省エネ性アップ。
まとまった流量を必要とする用途向けに中型タイプも。
ドレントラップ >
自動でドレンの排出が可能。作業が確実で高信頼性。高粘度のドレンも確実に排出。
使用場所に合わせて排出方法の選択も可能。
圧縮空気の品質
圧縮空気の品質
近年では、各市場において、より高い清浄度の圧縮空気が必要とされてきています。形がなく目に見えない圧縮空気の品質に等級があるのはご存知ですか?この「品質」を決める要素として次の3点が上げられます。
(1) オイル (2) 水分 (3) ダスト(不純物、ゴミ、チリ)
これが少なくなれば少なくなるほど高品質なクリーンエアであるといえます。
圧縮エアの利用はここ数年で大きく広がっていますが、その手軽さゆえに見落とされがちなのが圧縮エアの品質です。
圧縮エアが生産現場での機械トラブルや、塗装のトラブルの原因となっていることが多く、エアを見直すことにより品質や生産性を飛躍的に向上させることができます。
コンプレッサーは、大気中の空気を用いて圧縮空気を作る為、意外と圧縮空気は汚れています。
目には見えない分、気を配らないといけません。
圧縮エアの利用はここ数年で大きく広がっていますが、その手軽さゆえに見落とされがちなのが圧縮エアの品質です。
圧縮エアが生産現場での機械トラブルや、塗装のトラブルの原因となっていることが多く、エアを見直すことにより品質や生産性を飛躍的に向上させることができます。
コンプレッサーは、大気中の空気を用いて圧縮空気を作る為、意外と圧縮空気は汚れています。
目には見えない分、気を配らないといけません。
圧縮空気の品質を向上させるにはコンプレッサのオイルフリー化が効果的
3要素のうち最も除外しにくい物質がオイルです。発生源を大別すると以下の2点です。
(1) 給油式コンプレッサで意図的かつ強制的に混入されるオイル
(2) 大気中に含まれるごく微量のオイル
(2) 大気中に含まれるごく微量のオイル
これらを除外するためにオイルミストフィルタが一般に用いられますが、完全に取りきることはできません。
根本的な解決策としては、コンプレッサのオイルフリー化がすることです。
オイルフリーコンプレッサはオイルを使用しておらず、混入するオイルそのものがないため、それを除外する必要もありません。
それに伴い、オイルの管理およびオイルミストフィルタの取付けも不要となります。
また、水とダストに対しては、それぞれドライヤとラインフィルタを取り付けることで、圧縮空気の品質を向上させることができます。
根本的な解決策としては、コンプレッサのオイルフリー化がすることです。
オイルフリーコンプレッサはオイルを使用しておらず、混入するオイルそのものがないため、それを除外する必要もありません。
それに伴い、オイルの管理およびオイルミストフィルタの取付けも不要となります。
また、水とダストに対しては、それぞれドライヤとラインフィルタを取り付けることで、圧縮空気の品質を向上させることができます。
給油式コンプレッサーライン
無給油式コンプレッサーライン
一般的に圧縮空気は、上記のような経路で供給されています。フィルターの接続順は、ラインフィルタ(フィルターレギュレーター)で1~5μm(ミクロン)以上の水分や不純物を粗取り
↓
サブミクロンフィルタで0.3μm(ミクロン)以上の不純物を除去
↓
オイルミストフィルタで0.01μm以上の不純物やオイルを除去(オイルフリー機をお使いの方は、用途によりオイルミストフィルタが不要になります。)
圧縮空気の品質保証等級
品質等級は、ISO8573-1(1991)/JISB8392-1で規定されています。※この規格は現在、ISO8573(2001)/JISB8392-1(2003)に改正されています。
品質等級 | 固形粒子サイズ(μm) | 含有水分 圧力下露点(℃)[大気圧下露点(℃)] 圧力 0.69MPa |
残油量 [mg/㎡](wt ppm) |
---|---|---|---|
品質等級:1 | 固形粒子サイズ(μm):0.1 | 含有水分 圧力下露点(℃)[大気圧下露点(℃)] 圧力 0.69MPa:-70(-83) |
残油量 [mg/㎡](wt ppm):0.01(0.01) |
品質等級:2 | 固形粒子サイズ(μm):1 | 含有水分 圧力下露点(℃)[大気圧下露点(℃)] 圧力 0.69MPa:-40(-58) |
残油量 [mg/㎡](wt ppm):0.1(0.08) |
品質等級:3 | 固形粒子サイズ(μm):5 | 含有水分 圧力下露点(℃)[大気圧下露点(℃)] 圧力 0.69MPa:-20(-42) |
残油量 [mg/㎡](wt ppm):1(0.83) |
品質等級:4 | 固形粒子サイズ(μm):15 | 含有水分 圧力下露点(℃)[大気圧下露点(℃)] 圧力 0.69MPa:+3(-23) |
残油量 [mg/㎡](wt ppm):5(4.2) |
品質等級:5 | 固形粒子サイズ(μm):40 | 含有水分 圧力下露点(℃)[大気圧下露点(℃)] 圧力 0.69MPa:+7(-19) |
残油量 [mg/㎡](wt ppm):25(20.8) |
品質等級:6 | 固形粒子サイズ(μm):- | 含有水分 圧力下露点(℃)[大気圧下露点(℃)] 圧力 0.69MPa:+10(-17) |
残油量 [mg/㎡](wt ppm):- |
品質等級:7 | 固形粒子サイズ(μm):- | 含有水分 圧力下露点(℃)[大気圧下露点(℃)] 圧力 0.69MPa:規定しない |
残油量 [mg/㎡](wt ppm):- |
必要なエアーの品質に合わせて、最適なエアーシステムをご提案いたします。
例)歯科CAD・CAM機のエアーのスペックにある、「ISO 8573-1:2010,class 1.4.2」は吸着式ドライヤをつけることにより、エアーが供給できます。超クリーン&超乾燥エアーを供給できるエアーシステムです。
必要なエアーのスペックに合わせて選定いたします。お気軽にご相談ください。